コートの上には“日常”が映る
秋の空の下、ボールの音がいつもより澄んで聞こえる季節になりました。
少し肌寒いくらいの気温が、集中するにはちょうどいいと感じます。
今日は小雨が降ったりやんだりの一日でしたが、
そんな天気も気にならないほど、
今日もテニスが楽しくて仕方がありませんでした😊
最近、特にテニスがとても楽しいと感じています。
観るのも、プレーするのも、どちらも。
今日はそんな
「最近、特にテニスが楽しい」と感じる理由を
少しだけ書いてみたいと思います。
もちろん、レッスンに来てくださる皆さまのおかげです。
「仕事が楽しい✨」なんて、
なんて贅沢で幸せ者なのだろうと思います。
そして、その上で感じるのは――
「テニスは日常が出るなぁ」ということです。
例えば、
日常で短気になりやすかったり、
感情的になりやすい人は、
それがテニスのどこかに表れます。
また、日常で完璧主義的な傾向があり、
少しのミスが許せない人も、
その性格がテニスに出てくるものです。
一方で、
「まぁそんなもんかな」と流せたり、
自分に優しく接することができたり
(=甘いとは違います)、
自分の機嫌を自分で取れる人は、
テニスでもメンタルのコントロールが上手いはずです。
よく「メンタルが強い・弱い」と言いますが、
実は“強弱”そのものは存在しないのではないかと思います。
大切なのは、
その場面をどう捉えるか、ということ。
例えば、ピンチの場面が訪れたときに、
- 「やばい!」とか「もうだめだ」と捉える人。
- 「よし!見せ場がきた!」と自分を鼓舞できる人。
- 「こういう時こそ平常心」と冷静に対応できる人。
――この“捉え方の違い”こそが、
メンタルが強く見えるか弱く見えるかの分かれ目だと思います。
基本的に、人の心は弱いものです。
だからこそ、
「自分は弱い」と認めることからがスタート。
弱さを認められることが、強さのはじまり
なのかもしれません。
ですから、
テニスの試合の時だけ“強くなる”なんてことは、
ありえません。
「日常」がすべてを決めている。
日常のあらゆる場面での“自分の捉え方”が、
試合でのメンタルを大きく左右するのです。
各地で大会が開催され、
皆さんもエントリーされていることと思います。
これから試合に臨まれる方も多いでしょう。
でも、試合の瞬間だけ頑張っても、
直前だけ頑張っても、
日常が試合の勝利に値していなければ、
結果は出ないのです。
結果とは、それほどシビアなものだと感じます。
だからこそ、
結果にこだわる方は「テニス」だけでなく、
日常の自分との向き合い方を
見つめ直してみてください。
日頃の練習を心から楽しめている人は、
きっと試合も心から楽しめるはずです。
ぜひ皆さんには、
日頃から
練習も、試合も、真剣に。そして楽しく。
そんな気持ちでテニスに向き合ってほしいと思います🎾✨
先日の「ジャパンオープン」観戦 最高でした!!




