レッスンの難しさ・奥深さを改めて感じた日

こんにちは。コーチの遠藤です。

今日は朝からパラパラ雨が
降ったり止んだり 風も強く
久しぶりに涼しいレッスンでした

今日の1コマ目は『回転系サーブ』がテーマのレッスン
レッスンの始まりに ご参加の皆さまに
いつも通り 今日のレッスンへ想いをお聞きしました

参加者の中に
「回転をかけたサーブと言うものが 全く初めてなので
知識として知り 自分の幅を広げたい」と
おっしゃってくれた方がおりました
(そもそも、このように好奇心を持ったものに対して
しっかり行動できるのはとても 素晴らしい!👏)

実際、その方のサーブを見させていただいて思ったのが
回転をかけるにはスイングスピードが足りない🧐

今のサーブのままで回転のかけ方を教えてしまうと
ただボールをこするだけになって
サーブ力が落ちてしまうのと
逆に混乱してしまうなと判断しました

なので、状況を説明して
回転のかけ方の前に
先ずスイングスピードを上げる練習をしました

なぜなら
その土台ができた上で
回転のかけ方を知った方が近道と思ったので
今日はあえて回転のかけ方については
触れませんでした

ここで何が言いたいのかと言いますと
ご本人のやりたい内容を聞いておきながら
指導した内容が違うと言うことです

こう言ったことはよくあります

コーチとして
「その場だけのことを伝えるのが良いのか?」
「先を見据えた場合に何を伝えるべきなのか?」

ここが裁量を問われる部分になってくるのかな
と思っております

私は今日
回転の知識を知りたいと仰っていた方に
回転のことは一切触れずにレッスンをしました

もちろん
今日やったことが
最終的に回転をかける際に必要なことであることは
お伝えした上でのことですが
ご本人の意向に応えた訳ではない形になりました

ここでご本人がどのように捉えてくれたのか?

そこ(土台)からスタートすることが
必要と思ってもらえたのか?
いやいや、回転のかけ方を教えてもらいたかったのか?

前者だと思ってもらえていれば
私もこの先に繋がることを指導できたことになりますが
後者だった場合は
私がその方の想いを
汲んであげれなかったことになります

私の指導のベースにある考え方は
「その場しのぎの指導」ではなく
長期的に見た時に「結果にする指導」

凄く簡単に言うなら
遠藤のレッスンを受けたら
「上手くなった」
「以前より進歩した」
「試合で勝てるようになった」
「戦績が上がった」
を目指しているので
多少ご本人と見ている位置が
違った場合に意見が食い違う時があります

そこで食い違った時に同じ方向を見れるのか?
ここは
信頼関係によるのだと思いますので
そう言う関係が構築できるように
日々精進したいと思っております

意見の食い違いは
摩擦ではなく 進歩の肥やし
お互いに素直な意見交換ができる
環境にして行きたいとも
思っております

レッスンって
難しいし 奥深いな〜なんて
改めて思った1日でした