己に勝つ
こんにちは、コーチの遠藤です。
お盆が過ぎて8月も後半戦
今日も暑かったですね・・・
まだまだ厳しい暑さが続きそうです
台風が発生したのが気になります
さて
夏の大学リーグが始まりました
私の指導している大学も
男女共に初戦を終え
共に勝利でスタートを切ることができました
これは近年稀にみる快挙👏
先日応援に行ってきました
そこで今日は
勝負に関わる重要な場面
すなわち『勝負の別れ目』『勝負どころ』と言う場面を
見ていて感じたことを書いてみたいと思います
結論から言いますと
勝負の別れ目は
優勢な時にあるのではなく
劣勢の時にあるのではないか
と感じました
ケース1
1stセットを6-3で取って良い流れだったのに
1stセットを先取したことで
勝利を意識して『今の状態を保とう』とした
結果、プレーが明らかに守りに入り一気に劣勢へ
2ndセット2-5の大ピンチ!
この流れのままファイルへ入れば
完全に飲み込まれる
そんな時にベンチコーチとして
「もうここまできたら開き直るしかない!
ダメもとで思い切りプレーしてこい!」
とアドバイス
そうしたら
今度は逆に相手の方が勝ちを意識して硬くなり
こちらのイケイケ作戦が功を奏して大逆転
6-3、7-6(5)で勝利!!
ケース2
1stセット先取して順調かと思われた矢先に
足を攣ってしまい 怪しい雰囲気に
相手にそれを気づかれて一気に劣勢へ
そこから今までできていたことを
全て捨てて『今できること』に集中する
「ただひたすらに返球する」
「取れないものは諦めて捨てる」作戦に
切り替える
結果
テニスがシンプルになったことが功を奏して
6-4、6-4で勝利!!
ケース1も2も 劣勢からの大逆転勝利👏
まさに『勝負の別れ目』を掴んだ結果となりました
劣勢の時に
『勝負の別れ目』が存在するのだとしたら
日頃の練習から
劣勢時に対応する力をつけておかないと
今回のようなケースは
起きなかったと言うことになります
日頃の練習で
上手くいかない時に諦めたり
投げやりな感情になったり
それを口に出したり 態度に出したり
上手く行かないことをモヤモヤ考え過ぎて
とらわれている時間が長かったり・・・などなど
それをやっていては
勝てないと口をすっぱく伝えてきました
劣勢の時こそ
上記のようなことにならないよう
自分を律してファイトする姿勢を習慣付けて行く
それが習慣レベルになってこそ
実際の試合で発揮されるかどうかが決まってきます
今回
選手達もそれを肌で感じたに違いありません
『自分の状態が悪い時に自分を律する』
言い方を変えれば
『己に勝つ』
すなわち
相手に勝つ前に 己に勝てなければ
勝負には勝てないのだと思います
劣勢に強くなりたい人は
明日の練習から
『己に勝つ』を感じて練習してみてください

